山下達郎ツアー 千秋楽 in 中野サンプラザ と 竹内まりやが美しすぎる件について♪ |
今回、沖縄の追加公演を決めて49本になったので、キリが悪いので、
50本目の中野サンプラザを急遽追加したそうです。
達郎のチケットは、いつもは超プレミアチケットでなかなか手に入らないのですが、
今回はなんと!7列目をゲットできました~(^^)v
実際、会場に入るとマジで近い!!
ステージからおよそ数mの位置で、殆ど、アコースティックライブでの感覚に近いです。
ファンクラブに入っててよかった~(^^)
平日なのに、6時半開演。
ギリギリに入場しましたが、皆さん気合が入っているのか、殆ど既に満席でした。
おなじみの ”テュテュテュ テュテュテュ テュ テュテュ ♪ ”
というアカペアに乗って、メンバーがステージに上がっていきます。
続いて達郎本人も登場!
なんか、千秋楽というのは、観客の雰囲気が違いますね。
達郎がよく言う”果し合い”のような気合!を感じます。
そして、1曲目は、『SPARKLE』
やっぱり、このカッティングで始まるイントロは、ライブのスタートには欠かせない曲ですね。
しかも、ノリのいいロックナンバーだし、客席をヒートアップさせるには持って来いの1曲です。
が、
意外だったのは、客席の反応。。。
普段は、こんなにいい席で見てないから、後ろじゃノリが悪くてもしょうがないかな?
と思っていたのですが、1階の前方でも誰も立って踊らないんです!
達郎ファンが年を取ったのかどうか分かりませんが、なんか残念でした。
アーティストは当然立って演奏してるのに、座ったままなんてもったいないな。。。
ま、おかげで存分にメモ取らせて頂きましたけど(^^)v
というわけで、覚えている限りMCもレポします。
達郎の衣装は、ツアー中は殆ど同じみたいで、濃い目のジーンズに紺の長袖シャツ。
スウェードの黒のシューズに、頭にはニット帽という井出達でした。
そして、左足後方には、マスコット(?)のゴジラも健在です(^^)/~~~
前回見たNHKでは、1曲目は ”エヘン虫が出た” そうで、正直「失敗作」でしたが、
今日は喉も絶好調のようです!
すんごい声が伸びてる!
第一声は
「コンバンワ!サンプラ!
今日は千秋楽へようこそ!」
続いて 『Jungle Swing』
ここで、ステージ後ろの電飾が1回転して、ちょっと明るくなります。
『Blow』
「コンバンワ!サンプラ!
6年ぶりのツアーも千秋楽です!
やれるだけやりますので!」
ベース・ドラムの音にあわせ、「い~ら~かぁのなみぃと、く~も~の なみ~♪」
5月ですから「こいのぼり」を一節歌ってから
『Donut Song』
ドーナツ・・・いつも幸せな気分になる歌で、大好きです。
達郎も、にんまりしながら演奏していたのが印象的でした。
ここで、やっと長めのMC
「当初は47本。 追加で49はゲンが悪いので50本になりました。
しゃべることも段取りよくやってきました。
大不況の中、豚インフルの中、わざわざ来てくれてありがとうございました。
今日はじめてご覧になる方! (何人か手をあげる) まだいる!
2回目以上の方! (7,8割) 初めての方は予定調和をあきらめてもらって。
ツアーですから、セットリストも同じです
いやだったら帰ってください(^_^)」
ここで、常連らしき人から何やら声援(合いのて?)が飛びます。
「ひとつお願いがあります。
今日は僕の友達がきています。非常に重い病気の方が2人。
少しでもいい演奏をしたいので、常連の方のチャチャもほどほどにして下さい。
真面目な話、そういう人たちのタメに演奏してます。」
珍しく、客を嗜めるという光景でしたが、それだけこの日の重要性を認識しているのでしょう。
それ以降は、余計なチャチャは一切入りませんでした。
達郎ファンは素直です!
「遠くから来た方! (大阪、鳥取!) 会社はどうしたんだ!(^_^;)
実はサンプラは二度と出来ないと思っていましたが、出来てうれしいです。」
「16年振りにこの曲やります」
『夏への扉(The Door Into Summer) 』
達郎ナンバーでも、私が一番好きな曲です。
ご存知、ロバート・A・ハインラインの名作ファンタジーSFを歌にしたもので、
ちょっと甘酸っぱい想い出と共に聴いていました。
(未読の方、是非一度手にして読んでみて下さい!)
「色んな事情があって6年もライブが出来ませんでしたが、
すばらしいメンバーに会えてツアーができました。
自分でも非常に満足いく内容です。
この調子を戻さないように、間をあけないでツアーをやりたいなと思っています。
今回のツアー再開は、大阪フェスティバルホールが後押ししてくれました。
ホールを残す事はやれない事はないそうですが、中ノ島を1年間封鎖しないといけないとか、
色々と事情があったようです。
サンプラザも中野区が買っていますが、いつどうなるかわかりません。
ホールというのは、ここに立っている芸人の血と汗を吸っています。
それが長い間、できてます。
実はサンプラはあまりやりやすいホールではありません。
ここは拍手が小さく聞こえるので、モチベーションが・・・
(そこで)オーケストラピットを84席つぶして前に出しています。
やりにくいと言いながら、ホームグランドなのでやってます。
今、全国のホールが危機に瀕しています
今夜はこの1曲。
大阪の最後のために用意した曲です、
今日はサンプラザの神様に捧げたいと思います。(26年振り)」
『ついておいで(Follow Me Along)』
達郎ソングのこういうベースラインは昔からなんですね^^
※ここでメンバー紹介
ドラマ:小笠原拓海 24才! 山下洋輔カルテット4連ちゃんやってました。
これからどんどん大きくなる人だと思います。
2ndキーボード:柴田俊文。 僕の好みの音。これからもお願いします。
キーボード:古馴染みww 難波弘之
ベース:ベースをを弾いてなければホームレスww 伊藤広規
ギター:12日間13連チャンもライブやってきました 佐橋佳幸
「これからこのメンバーでレパートリーを増やして、
50曲になったら、ライブハウスもやろうと思っています。
次のツアーになったらオマケもできると思います^^」
『Paper Doll』
ここで、達郎がイントロを少し弾いた所で急に演奏を止めました。
「ギターのポジションを間違えてしまいました。
通常のルーチンで話してないと間違えることもあります」
こんだけ何度もやってても、こういう所があるのが、ライブっぽくていいです♪
所々で、各パートのソロが入りますが、難波さんのピアノは、重さと華麗さが同居してますね。
柴田さんのオルガンも、緻密なんだけどとても明るい♪
佐橋さんのギターは、ハードなロックナンバーより、こうしたミディアムテンポの方が好きかも。
普段より長く演奏してたような気がします。
続いて『さよなら夏の日』
達郎はギターを置いてスタンドで歌います。
「今日はリピータが多いので、アプローチは全然変えてます。
これが一流です」
そして、スタンドマイクを持って、更にステージ前方へ移動。
「今日は7割りがファンクラブです。
前回のサンプラザは業界指数が多かった。
ライブは血の交流ですが、今日は大丈夫みたいです。」
『Forever Mine』
「このツアーを始めたとき、PAはデジタルでしたが、
感性に合わないので、20本でアナログに変えました。
歳の話が多いですが、森光子さんに言われたのですが、
”ホントに年をとったら年の事を自慢する。だからあなたはまだ年じゃない”
だそうです。
美空ひばりさん・石原裕次郎さんは52歳で亡くなっていますが、自分はまだライブが出来ている。
とてもありがたい事です。
どうも話が堅くなってシンポジウム化してしまいますが
綾小路さんのcdを聞いたんんですが、あまりにブラックでついていけなかったww
体力・集中力はまだ大丈夫ですが、記憶力が危なくなってくる。歌詞が覚え辛くなってくる。
そういう時は、モニタの前にプロンプター(テロッパー)を使えばいいのですが、
行ける所までプロンプターなしで行きます!
20代で使ってヤツは音楽やる資格がない!」
ここでお待ちかねアカペラタイム!
『バラ色の人生~ラヴィアンローズ』
「この曲は、プロデューサーからリクエストされたのですが、歌うのは難しい曲です。
そこで困ったときのアカペラ♪」
ハーモニカで出だしの音を確認してました。
相変わらず、この一人アカペラは、達郎でなければ出来ないですね。
ベースライン、合いの手、などなどドゥワップというより、もはや達郎スタイルと言ってもいいかもしれません。
「10回見てる人もいますが、そんなに何回も見て何が面白いんだw
一人アカペラを沢山作りましたが、この曲が一番よく出来たと思っています。
いいものは何十回聞いてもいいんだ!」
『Chapel Of Dreams』
『Have Yourself A Little Merry Christmas』
ここで
『We Wish You A Merry Christmas』 のBGMに乗って、メンバー再登場
そして、超有名曲『クリスマス・イブ』
ちなみに演奏は生ですが、流石に間奏のアカペラはテープです。
パッフェルベルのカノンをモチーフにした美しいメロディで、
いつかコーラス隊でそこも生で歌ってほしいですけどね。。。
でも、デカイPAで聴くと、音の洪水といった感じで、感動もひとしおです。
『蒼氓』
途中で「People Get Ready」を一節入れて歌います。
続いて
『Get Back In Love』
この曲は、イントロのピアノが大好きです。
結構難しいと思うけど、難波さんの華麗なタッチがステキです。
ちょっと長めのMC
「千秋楽らしく、演奏も力がこもってます。
50本やったのは初めてでしたが、これだったら70本くらいできるかな?
今年56才。
デビュー時は荻窪のロフト、高円寺のJIROKICHIとかお世話になりました。
レコーディング方法も色々と変わりました。
デジタルというのが壁で、ずいぶん格闘しました。
最近は、後何年間やれるか考えるようになってきした。
同世代の忌野清志郎さんが、沖縄公演をやっていたときに急逝されました。
(そういう年代になって)自分のステージも、これが最後かもしない。
ひとつひとつのステージ全身全霊でやりたいと思っています。
(そういう意味で)ここ数年ツアーが出来ていなかったのが、悔やまれます。
還暦までは活発にやっていきます。
ライブは何らかの形で毎年やります。
夏フェスやライブハウスも。
昔のヒット曲をやっていると懐メロばかりやってと言われますが、
ロックロールは、パッションさえあれば懐メロにならない、と思っています。
次は夏頃にNewシングルが出来ます」
『Bomber』
ここでようやく会場も総立ち!
ダンスタイムです♪
この曲は、まず大阪のディスコで火がつき、達郎の名前が売れた曲でもありますね。
各パートのソロがありましたが、小笠原さんのドラムソロが圧巻!
グルーブ感を保ったままパラフルな演奏!
重さのある音は、とても好きです。
ホント、色んなアーティストとの演奏を見てみたい人です。
また、達郎をはじめ、メンバーみんなが見守っていたのが微笑ましかったです^^
そしてお待ちかねの
『Let's Dance Baby』
例のポイントでは、もちろんクラッカーの嵐!
でも、残念なのは、タイミングがバラバラだったのと、
テープが出ちゃうやつが結構あった事。
ファンクラブ率が高いのだから、もうちょっとなんとかしましょうよ皆さん!
途中「Do you wanna dance」「Dancing Queen」「踊ろよフィッシュ」などを挟みながら歌ってました。
『高気圧ガール』
そして本編ラストは
『Ride On Time』
曲の最後、ゴジラのテーマにのってステージ奥の段に上って、恒例のマイクなしの生歌シャウト。
相変わらずの声量は、素晴らしかったです♪
やっぱり、達郎のステージングはスバラシイですね。
ツボを心得た構成と、もちろん歌と演奏の完璧さ。
そしてここから、怒涛のアンコールに突入。
「今までの公演では、ネットに書く時はネタバレ配慮をお願いしてましたが、
千秋楽です。煮るなり焼くなりご自由に!
事前にセットリストを調べて来る人がいますが、何があるかわからないから面白いのがライブです。
マスコミ向けのセットリストには終演後に開けて下さいと書いてあります」
という事で、今回思いっきり書かせてもらってます!
『ずっと一緒さ』
手塚治虫生誕80年!と叫んでから。
『アトムの子』
途中で「空を越えて~」と鉄腕アトムのテーマを挟んで。
ここで、メンバーとなにやら相談。
次の曲を決めている様子。
一瞬ドラムの小笠原さんが出だしをトチって達郎さんに怒られてましたが、
次のイントロはなんとなんとの 『September』!
竹内まりやさんの登場です!!
まりやさんは黒のノースリーブのロングドレスに、ベージュのサンダル。
振り付きで歌ってくれました。
恐らくこんなに間近で見るのは初めてだと思いますが、
キレイ・カワイイ・若い・細い!❤❤❤
達郎と結婚した後の曲でなく、初期ナンバーのこの曲を歌ってくれた事が
とても嬉しかったです。
まりやさんのナンバーでも一番好きな曲です。
そして歌い終わると、紹介もそこそこに駆け足でバックコーラス隊の位置へ!
続いて、シュガーベイブ時代の名曲『Down Town』
まりやさんもコーラスに参加して、一緒にダンス♪♪
コーラスの久美さんがデジカメで客席を激写してくれました^^
まさかの展開に、流石千秋楽!
今日はオマケはないと言ってたのに、
最大のオマケが見れて卒倒しそうです(*^_^*)
『Circus Town』
休みナシの3時間半以上のライブですが、最後まで声は落ちませんでした。
最後に、ここでバンドメンバー以外にも、PAや照明などのスタッフにも感謝。
「実は、ファンクラブを15年間統括されていた小川さんという方が、
ツアーのリハの前に癌が発見されて、新潟で治療していましたが、2月に亡くなってしまいました。
それ以来、彼女写真を持ってライブをしていました。
今日は、彼女のために1曲やらして下さい。」
ここでギター1本で
『Last Step』
”あなたの胸に包まれながら このまま居たいよずっと”
きっときっと、達郎の歌声は小川さんにも届いた事と思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
「百年に一度の不況と言われていますが、ピンチはチャンスです。
お互い、未来に向けて頑張っていきましょう。」
最後の最後は、やっぱりこの曲
『Your Eyes』
アカペラ+土岐さんのサックスで歌い上げました。
4時間近くになろうというライブでしたが、終始楽しかったせいか、
あまり疲れは感じませんでした。
歌や演奏はもちろんですが、MCや構成、ステージング、
どれを取っても一級品。
これからは、毎年やってくれるというので、楽しみですね♪
山下達郎(Vocal,Guitar)
小笠原拓海(Drums)
伊藤広規(Bass)
難波弘之(Acoustic Piano & Rhodes)
柴田俊文(Keyboard)
佐橋佳幸(Guitars)
土岐英史(Saxophone)
国分友里恵(Background Vocal)
佐々木久美(Background Vocal)
三谷泰弘(Background Vocal)
GUEST: 竹内まりや(Vocal, Background Vocal)