ワーナー創立40周年記念イベント 『100年 MUSIC FESTIVAL』 |
超プレミアチケットとなっていました。
それに山下達郎やSuperflyも出るのですから行かないわけにはいきません。
マイミクさんの多大なるご協力のお陰でなんとか入手できました。
ありがとうございました。
日程は吉井和哉ZeppSapporoの翌日。
東京に戻って夕方には武道館入りというAKB48並の過密スケジュールでしたが、
飛行機の遅れもなくなんとか会場へ。
ガッキーからもお花が。
さすがにシークレットゲストで登場!はありませんでした(^.^;
今回のイベントはワーナー40周年という事で、所属アーティストが集まってのお祭りです。
どんなイベントになるのかは見てのお楽しみ。
また、入場に際しては、顔写真付きの専用IDカードを発行してチェックするというシステム。
前日の吉井さんのライブも、おさいふケータイでチェックなので、
ある意味IDカードと同じですが、ダフ屋対策もここまで来たか!という感じです。
席は運良く1F東最前列。
ほぼ真横ですがステージが近いです。
ステージ上にはいくつかの楽器とDJブースが設置してあります。
開演時間になると、まずマイクを持って出てきたのは赤坂泰彦。
よかった!徳光さんとかじゃなくてw
そして、早々に今夜の出演アーティストがステージに呼ばれます。
「まずはコブクロ!」
と叫んだ瞬間、会場の沸き具合は凄かったです。
そうか。
殆どがコブクロファンなんですね。
そして50音順にステージに呼ばれ、
・Superfly
・竹内まりや
・トータス松本
・馬場俊英
・the brilliant green
・BONNIE PINK
・山下達郎
・RIP SLYME
と、ステージ上に勢揃い。
これだけ「武道館級」の人達が並ぶとやはり豪華☆
Superflyと竹内まりやさんが楽しそうにおしゃべりしているが微笑ましかったです。
紹介の後、そのままRIP SLYMEだけが残り、早速ライブが始まります。
実は、RIP SLYMEに限らずいわゆるHIP HOP系のライブは見たことがなかったので、
生だとどんな演奏をするのか密かに楽しみでした。
が!ステージ上にバンドがいません!
あるのは先程のDJブースのみ…
という事で音楽はMacから流れるカラオケでした(^^;)ゞ
こういうの生楽器でやればカッコいいのに~と少々残念でしたが、
歌とMCの方で会場を元気にもり上げてくれました。
で、「次の曲が最後です」の声に、会場からは「え~~!?」の声が。
いくらオープニングアクトとは言え、短過ぎます。
『熱帯夜』で盛り上がった観客も、すぐにクールダウンしてしまいました。
DJブース撤去の後、今度こそバンドと共に出てきたのはSuperfly。
5日前にJCBのFCライブで見ているので、なんだか不思議な感じです。
1曲目は『Wildflower』
TVドラマ「GOLD」主題曲でお馴染みのナンバーで、
JCBの時よりも調子は良さそうです^^
そして2曲目(=最後の曲)は『愛をこめて花束を』
相変わらず、圧倒的な歌唱力ですね。
ただ声がよく出る人やテクニックがスゴイ人は世の中に沢山いますが、
志帆さんの場合はそれだけではなく、「歌を届けよう♪」という気持ちが
とてもダイレクトに伝わってきます。
(凄すぎて一緒に歌えないという面もありますが…^^;)
この日の客層からして恐らく初めてSuperflyの生歌を聴いた人も
多かったと思いますが、私の席の周りの方々も口々に「すげ~~~っ!」
打ちのめされていました。
1人あたりの時間が正味15分くらいと短いのが欠点ですが、
こういう新しい発見があるのがイベントの良い所ですね。
次に、馬場俊英、the brilliant green
と続いて一旦休憩。
休憩中はずっと洋楽のPVダイジェストを流していて、
プリンス、マドンナ、カーズ、プリテンダーズなど懐かしいビデオが見れましたが、
興味のない人にとっては退屈な待ち時間だったかもしれません。
こんな時間があったら1曲でも多くライブやってほしいです。
休憩明けのアーティストが発表されると会場がどよめきました。
ここで「竹内まりや&山下達郎」の登場です。
バックバンドは達郎のツアーメンバーなので、この組み合わせはアリですが、
絶対大トリに持ってくると思ったので多くの人は驚いたようです。
それでも、会場総立ちでお二人を迎えると、まずはまりやさんから。
「一番よくリクエストされる曲」という事で
『元気を出して』
きっとライブで歌うのは数年前の武道館以来かと思いますが、
声もよく出ていて会場中が心地良い歌声に包まれました。
衣装は、白のパンツに青いジャケットというちょっと騎手スタイル風。
達郎はバックでギターで参加しています。
続いて
「亡くなられた吉田社長もとても大好きな曲でした」と
『人生の扉』
この曲でギターの佐橋さんはマンドリンを披露されていました。
まりやさんが丁寧に歌い上げ、ステージを降りていくといよいよ御大登場!
挨拶代わりの1曲はシングルでも何でもない
『SPARKLE』
「今日は3F席の後ろまで届くように歌います」と気合充分で
武道館を圧倒していました。
座席が近かったせいもあるかもしれませんが、音もそんなに悪い感じはなく、
これなら単独で武道館ライブやってもいいんじゃないかと思ったほどですw
続いて歌った『希望という名の光』では、間奏の所で、
「この曲を作るきっかけをくれた岡村隆史さん、桑田佳祐さんに捧げてきました」
と、曲に込めた思いを語り、さらに今回のイベントを立案し、
10月7日に亡くなった前社長の吉田敬氏を想い、
「音楽は人を幸せにするためにあるものです。吉田君は自ら命を絶つ1週間前に
僕のライブに来て、この曲を聴いていました。残念でなりません」
無念の心境を語っていました。
さらに続けて
「いろんなことがあるでしょうけど、決して生きることを放棄してはいけません。
助け合って、励まし合って、みんなで生きていきましょう。
今日は歌だけ歌って帰るつもりでしたが、これだけは言わずにいられませんでした」
と力強く訴えかけていました。
これ以上の言葉要りませんね。
そんな重厚なパフォーマンスが終わった後のやりにくい空気を
トータス松本さんが明るく歌ってくれてなんだか少し救われた気がしました。
そして、BONNIE PINKを挟んで、最後はコブクロ。
後で聞けば、前日の武道館(前夜祭)でも最後に歌ったそうで、
なんだかコブクロ祭りのような扱いですね。
ま、稼ぎ頭ですから仕方ないか。。。
曲は『桜』しか知らなかったのですが、お二人のハーモニーは
まずまずだったと思います。
最後はスクリーンに歌詞が映し出されて、みんなで歌ったし。
でもちょっと内輪ウケのような感じがして、イベントのテーマが伝わりませんでした。
ここはやはり達郎トリに持ってくるべきだったと思います。
という事で終わってみれば1組2曲という持ち時間で、
交代するにもいちいち時間がかかるし、アーティストのコラボはないしで、
イベントとしては非常にもったいないなーと思いました。
同一レーベルのライブはなかなかありそうでないので、
(エイベックスの株主ライブは別)
こういうのはもっとよく練ってからやってほしかったですね。
古い話で恐縮ですが、2003年に東京・大阪で行われたEPIC25周年ライブの時は、
アーティスト同士も仲がよかったし、バンドはほぼ固定で回していったので、
例えば鈴木雅之から大沢誉志幸に『ガラス越しに消えた夏』で歌いつないだり、
イベントとして全く途切れる事もなく、最後は全員で『SOMEDAY』で〆たりと、
とても盛り上がりました。
また、多数のアーティストが出た例では、1985年の国立競技場がありますが、
この時はオフコースやユーミン、チェッカーズなど、
使うステージをそのまま何組みかアリーナに組んであって、
アーティストが次々と自分の場所で歌うというスタイルでしたので、
セッティングに時間がかかる事もありませんでした。
桑田さんと佐野さんが『You Really Got A Hold On Me』を歌ったように、
Superflyと竹内まりやが洋楽カバーでもやったら、
同じステージに立った意味があったと思いますが、
今回のワーナーは中途半端な企画になってしまったのが残念です。
達郎が武道館に立ったというのが唯一最大の功績ですね。
以下、セトリ。
RIP SLYME
01. Good Times
02. 熱帯夜
Superfly
01. Wildflower
02. 愛をこめて花束を
馬場俊英
01. 勝利の風
02. 私を必要としてくれる人がいます
the brilliant green
01. There wiil be love there -愛のある場所-
02. LIKE YESTERDAY
竹内まりや
01. 元気を出して
02. 人生の扉
山下達郎
01. SPARKLE
02. 希望という名の光
トータス松本
01. 明星
02. ハッピー アワー
BONNIE PINK
01. A Perfect Sky
02. カイト
コブクロ
01. Blue Bird
02. 蕾
03. 桜