吉井和哉 TOUR 2006 in 武道館 |
今年最後のライブは、吉井さんの武道館(12/28)でした。
(メインPCが壊れて、アップするのが遅くなりました…)
2月にも"YOSHII LOVINSON"として武道館で演っていますが、"吉井和哉"になってからは初めてのツアー。
ロビンソン時代の曲は、どうも陰鬱な曲が多かったように思いますが、吉井和哉になって出した曲は、何か吹っ切れたような感じがしますので、今回のライブは楽しみです。
この日の客席は9割方が女性。男が少ないのもちょっと寂しいですが、会場の空気だけは、
開演前から「盛り上がるんだ!」と並々ならぬ決意のような物が漂っていました。
きっとツアーファイナルという事で、気合充分で迎えた人が多かったんでしょうね。
ステージのセッティングは、PAがいつもの積み上げ式でなく、吊り下げ式だったので、両端がスッキリ。
私は南席だったので正面でしたが、多分、東西の席からでも見やすかったと思います。
定刻を過ぎて会場の明かりが消え、歓声が上がりますが、スクリーンに映ったのは
吉井さんではなく、KREVA…
この人よく知らないのですが、吉井さんとは仲がいいみたいですね。
アップテンポのラップで会場を盛り上げます。
そして会場が程よく暖まった所で、今度こそ本物登場!
最初はアルバム「30108」から
『I Want You I Need You』
ライブの1曲目にはもってこいのナンバーで、客席もオールスタンディングでノリノリです。
ステージ後ろのスクリーンには、サビの歌詞が曲に合わせて出てくるので、一緒に歌い易かったです。
『Living Time』
『Hold Me Tight』とアップテンポの曲が続き、最初から飛ばしまくりです。
吉井さんも思わず「なんかすげえじゃん!」と喜んでました。
「39108」からの曲が続き、
『人それぞれのMy Way』
『Lonely』の後は『黄金バット』
ここではスクリーンの使い方が面白かったです。
ヘルメットのライダーが出てきて、歌詞に合わせて振り向いたり、骸骨になったりしてました。
サビでは、中心からコウモリ(アニメ)が沸いてきて、上と左右のスクリーンに飛んでいきました。
最後はスクリーンに向かってボール投げていましたが、吉井さんギターは右なのに投げる時はサウスポーなのね。
そしてここからはロビンソン時代の曲で
『CALL ME』
『20 GO』
「ファックスを送信します」のセリフはSEではなく、吉井さん自身で言ってました。
そして、いよいよ「カバータイムのはじまりだぜ~!」
という事で、2月のツアーファイナル(大阪城ホール)では、セルフカバーで「バラ色の日々」を
演った事があるので、何かあるなと期待してしまいます。
で、始まったのが
『Paint It Black(黒くぬれ)』で、これはストーンズのカバー。
「金のなる木が~」と日本語で歌ってました。
もう1曲洋楽からは、デビッド・ボウイの『Ziggy Stardust』(これは英語で)
吉井さんの洋楽、自分と好みが合うのでいいです。
他の会場では、ビートルズの『And your bird can sing』なんてマイナーな曲も歌ってたようで、これも好きなんで聴きたかったな。
そして、ついにイエモン時代のセルフカバー
『SPARK』が炸裂すると会場中スゴイ歓声!!
もちろんみんなで大合唱。やっぱりこれを待ってたんですよね。
イエモンの曲を歌えるのは吉井さんしかいないのだから。
再び「39108」の曲に戻って
『All By Love』と
『Weekender』
この曲は盛り上がりますね。アルバムの中で一番好きです。
最初タイトル見た時は、伝説の(ちょっとHな)TV番組へのオマージュか?と思いましたが、
もっと前向きな歌でしたw
「振り向けば道になる」という所は、PUFFYの『モグラライク』みたいですが、多分関係ないでしょうね。(そう言えばPUFFYも会場に来てたらしいです)
間奏で吉井さん、「足ぶつけて」転がります^^
そしてカバー第二弾は『楽園』
「みんな楽園に連れてくぜ~!」と叫んで歌います。
この曲の「猫もつれていこう~♪」という部分が私のお気に入りです。
猫を好きな人に悪人はいない。
ここで「今年の10月8日に初めてアコースティックライブみたいのを演ったんですけど…、
結構いいじゃん?」とアコギを持ちます。
「ヨシイ・ロビンソン君のデビュー曲の『TALI』という曲を、アコースティックで。
シングル出たんですけど知ってます? プロモーションビデオをアニメで作ってもらったんですけど、考えてたのと同じものを作ってくれました。今日はそのPVも流します」
『TALI』
このアニメの全貌を初めて見ましたが、シンプルな線画なのに引き込まれます。
続く『Beautiful』を挟んで
『バラ色の日々』
『LOVE LOVE SHOW』
『BLACK COCK'S HORSE』(馬つながり?)
『FINAL COUNTDOWN』
で一旦終了。
アンコールは「大人のバラードタイムにしようね」と、
『恋の花』から始まります。
ここで「男性5人組の1人のマネをします…。 みんな、持ってるペンライト消してくれるかな?
いいから、いいから。 俺がー歌い出したら、天井に向かって付けてくれないかな? そして俺に星空を見せて!」 あまり似てませんが、キムタクをやりたかった事は分かりましたw
次の曲が始まると、大きなミラーボールが出てきて、会場中にキレイな星空を見せてくれました。
曲は『パール』(アコースティックVer)
そして『Believe』で終了。
でも、ここで終われません。
なんたって12月28日の武道館。
(今日はイエモンの誕生日。SOGOが会場押さえていて、出来たのだとか。12月28日は毎年武道館でやって、吉井武道館にする!と言ってました)
みんな帰らずにアンコールの嵐。
しばらくすると吉井さんが一人で出てきました。
「もう1曲歌う!」
さぁ何を歌ってくれるんでしょう?
アコギを片手に「朝からね、めっちゃ練習した」と言って弾き始めたのは…
え? この聞き覚えのあるコードは…?
「く~らい部屋でひぃとり~♪」
そう『JAM』です!
その瞬間、会場は歓声というより悲鳴に近いものでつつまれました。
バンドという形ではない、たった一人での『JAM』
きっと多くの人が、イエモンの楽曲は演っても、この曲は演らないだろうと思っていたと
思います。
吉井さんがこうして歌えるようになるまで、色々な想いがあったんだろうと思いますが、
その決断と言うか"心意気"に感謝します。
これからもずっとずっと、"好きな歌を歌って"下さい。