Dancing at Budokan!! ~Superfly初武道館ライブ~ |
先週のジョン・レノン音楽祭に比べ、明らかに客層が若い!
しかも女性が7割くらい。
おかげで男性トイレは1箇所しかありませんでした(^_^;)
席は2Fでしたが、東のほぼ真ん中の位置。
ちょっと遠いけど、上からステージ全体がよく見えます。
おまけに、2F両サイドの席(北東・北西)用に、モニタスクリーンが設置してあります。
正面からはモニタは見えないので、ある意味お得だったかもしれません。
即日完売の客席は、2F立ち見までギッシリの大入り。
Superflyファンは、行儀のいい人が多いのか、ほぼ定刻には席は埋まっていました。
客席との間に幕はなく、ステージ上は白黒ストライプの模様。
この辺のデザインは、先のツアーと同じようなコンセプトで来るのかな? と思わせました。
そして、上からだからよく見えるのですが、ステージ中央にセリが見えました。
「志帆ちゃん、きっとここから出てくる!」
と思い、オペラグラスでそこだけガン見してましたw
開演前は恒例の Curtis Mayfield の 『Superfly』をBGMが流れています。
会場が暗くなると先にバックバンドが登場してセッティング開始。
しばらくインストを演奏した後、スモークの中、ステージ中央がせり上がり、
「Yah Yeah ~!!」 とシャウトしながら、志帆ちゃん登場!
同時にステージからアリーナ客席に向かって、金色のテープが発射されました!
舞台に上がってくる志帆ちゃんは、レインボーカラーの花柄のベルボトムに、
サイケなマントを羽織って、なんだかとても大きく、神々しく見えました。
「コンバンワ!Superflyです!」
オープニングは
『Hi-Five』
武道館でも元気いっぱいです。
1曲歌った後、マントを脱ぎ捨て
『恋する瞳は美しい』
立て続けにテンションアゲアゲで行きます♪
もちろんサビのアクションは武道館全員でお揃いですw
『Hanky Panky』
これもノリいいナンバーで、早くもダンスタイム!
「コンバンワ! Superflyです!」
Dancing at Budokan!! みんな遊びに来てくれてありがとう~♪
思いっきりみんなで楽しい時間を過ごしたいと思います!」
ここで、ミディアムテンポの曲で
『ハロー・ハロー』
『やさしい気持ちで』
残念ながら、生ストリングスはありませんでした。
それと、この辺の曲、手拍子は控えてほしいよな・・・^_^;
一緒に歌うとかなら分かるけど、ちょっとなんか間抜けな感じがする。
志帆ちゃんも、手拍子求めてないでしょ?
何でも手を叩くんじゃなく、TPOに合わせましょう☆
やっと一息。
あちこちから「志帆~!」と声がかかります。
「アリーナのみんな、元気?」
「1Fのみんな、元気?
「2Fのみんな、元気?」
「武道館、元気?」
このフレーズ、イチバン安心するのか、ライブ中何度もやっていました^^
「素直にこのステージに立てて嬉しいです!
まだまだ武道館で歌ってるのが信じられないんですけど。
ツアーをしてきましたけど、今日はスペシャルという事で昔の曲も演奏します。
1夜キリのライブです!」
『孤独のハイエナ』
SuperflyデビューシングルのB面です。
今のロック系のサウンドに比べるとフォークロックっぽいですね。
ここでステージ後方に1mくらいの巨大ミラーボールが出現!
武道館全体に光が差します。
『My Best Of My Life』
こういうスケールの大きなバラードは得意ですね。
全身から包み込まれるような歌い声です。
ミラーボールは、イントロと後奏は回っていましたが、歌っている間は止まっていました。
その方がVoに集中できるのでよかったです。
『凛』
これも『マニフェスト』のB面。
途中からソプラノsaxが入り、なかなかドラマティックな構成になっていました。
次は「久しぶりに弾き語りなどを」と言って運ばれてきたピアノ前に座り、
『Last Love Song』
ピアノ1本で歌ってくれました。
こういう曲は、Voのタイミングで演奏した方がいいからピッタリですね。
バックは電飾がお星様のようにキラキラしてました。
更にバラードが続き
『愛をこめて花束を』
これも手拍子はやめましょう! せっかくの名曲が台無しです。
「武道館て客席も遠いと思っていたけど、すごく近く感じますよ。
今年は28本のツアーをやっていますが、いつもどんなお客さんが来てるのか知りたくて
毎回聞いてたんですけど、今日ここにいるお客さんは9600人!
私が気になってるのは、9600人どっから来たんやろ?^_^;
エリア別に聞いていきますけど、参加してくれますか!?」
と、恒例のアンケート調査タイム!
関東は多いので後回しにして北から順に聞いていきます。
「北海道!」 「Yeah!」 結構いるw
「東北!」 「Yeah!」 そこそこいるw
「東海・北陸!」「Yeah!」 まあまあいるw
「近畿!」 「Yeah!」 かなりいるw
「中国・四国!」「Yeah!」 意外といるw
「九州・沖縄!」「Yeah!」 割といるw
ちょっと怖いけど聞いてみようかな「愛媛~!」
思った以上にいました。
もしかして、志帆ちゃんの地元同級生?
ここで、関東を忘れる志帆ちゃん! ^_^;
続いて「武道館スペシャルバンド」を紹介
Cho 藤田真由美
Ba 松村ひろゆき
Gt 八橋義幸
Dr 松原 "まつきち" 寛
Key 野崎泰弘(ノッチ)
Gt 草刈浩司(クサオ)
「ここから踊っていくぜ~!」とアッパーなナンバーを連発!
『How Do I Survive?』
もちろん、ワイパー風アクションはみんなお揃いで!
『誕生』
これはゴーゴー風ダンスで。
しかし、いかんせん武道館の2Fは狭い。
冬場は着物が多いせいもあるけど、ホールクラスの方が踊りやすいですね。
志帆ちゃんは、ステージを端から端まで走り抜けます。
途中、段差があったけどジャンプしてステージ袖まできてくれました。
『See You』
今回、バックには通常のバンドにブラスセクションが加わっていますが、
こういう曲には、厚みが出て楽しいです。
特に武道館のような大きな会場では、音や演出などヴォリュームが不可欠。
『Alright!!』
イントロのドンカマが鳴り響く中、志帆ちゃんは一旦引っ込んで衣装換え。
ステージバックの電飾には大きな「Superfly」の文字が浮かび出ます。
そして志帆ちゃん、金ピカのミニワンピで登場!
ブーツまでキンキラ金です。
しかも網タイツ♪
普段、ベルボトムとかロングスカートのイメージしかなかったけど、
キレイな足でした(*^_^*)
やっぱりこの曲はライブで盛り上がりますね。
『嘘とロマンス』
途中サビ前の「Hey,Boy! Hey,Girl! Say,Yeah!」は会場で大合唱。
「そろそろ歌いたくないですか!」
「大きなシャウトをして下さい!」
と、ここでコール&レスポンス。
改めて客席の声を聞くと、女性が多いわ。
しかも若い声w
いつも女性Voの時は、同キーで参加するか微妙なのですが、
この日は志帆ちゃんと同じ高さで頑張りました^^
『Ain't No Cry Baby』
「一緒にまだまだ歌えるか~!?」
そして本編ラストは、このライブのテーマソングと言ってもいい曲
『Dancing On The Fire』
「アリーナのみんなも、1Fのみんなも、2Fのみんなも、Dancingしようじゃない?」
と、さんざん客席を煽ってから武道館はダンスホールに。
ステージ後方からは炎がガンガン上がってるし、イヤでも盛り上がります^^
サビは歌いながら、みんなでダンス。
大阪で見たような、阿波踊り風の手の振り付けはありませんでしたが、
何人かはそのフォームで踊ってました。
本編が終わって、アンコール。
一部客席から「愛と感謝」を歌うと言う計画がありましたが、さすがに9600人もいるので、
全く聞こえませんでしたw
全員が揃ったら、とてもキレイなんですけど、ね。
しばらくして、メンバー一緒にツアーTシャツで登場。
「みんな最高よ~♪
まだまだみんな元気そうだから、ロックでもやろうかな?」
『マニフェスト』
「武道館でマニフェストやるとか思わなかったw」
「私の特別な曲を歌いたいと準備してきました。
今年はいろんな挑戦をさせてもらったんですけど、
ウッドストックフェスティバルに出させてもらったんです。
今年40周年という事でジャニスを歌って来たんですど。
1年前からオファーがあったんですけど、本当かな?と思っていました。
今まで感じた事のない程の大きなプレッシャーを感じて自信を無くしていたんですど、
そうナーバスになってるときに、日本で私を応援してくれる人がたくさんいるんだ!
と思って、私は大きな壁を乗り越える事が出来ました。」
「ウッドストックは無事に乗り越えられて、武道館の話も決まっていたので、
9600人の前でジャニス・ジョプリンをの歌を歌いたいと思っていました。」
『Piece Of My Heart』
自分で選んだだけあって、志帆ちゃんの声にとても合っていました。
「最高に気持ちよかった☆
この曲だけは武道館で演奏すると決めていたので、ようやく約束を果たせた気がします。
みんな聞いてくれてありがとう!」
ここでもう一度バンドメンバーを紹介。
この日は、ツアーにはいなかったホーンセクションが加わっていました。
Sax 加藤雄一郎
Sax 後関 好宏
Tp 川上鉄平
Tp 川崎太一郎
Tb 滝本尚史
「サウンドを支えてくれた音楽監督として参加してくれています。 蔦谷好位置!
そして、武道館のお客さ~ん!!」
「初めての武道館。 最初はテンション上がりまくって、歌詞とかめちゃくちゃに
なってたんだけど、9600人が来てくれてる、という事が感激です。
ありがとう。
正直、ステージの真中 が自分の居場所だと思っていましたけど、
ステージに立つのって怖いなって思いました。
やっぱり歌が好きで、
ステージが好きで、
ステージから眺めるお客さんが好きだなって、
改めて思いました。
これからも大好きな武道館に戻って来れるように、
いい作品を作っていきますので、皆さんよろしくお願いします!
今日は、みんなからたくさんのパワーをもらいました。
ありがとうございました。」
ラストは、1stアルバムの最後の曲で、しばしばライブのトリでも歌われてきた曲。
『I Remenber』
ゆったりとしたテンポですが、すごく力強く歌う曲です。
最後の最後でも、志帆ちゃんパワー衰えず、堂々とと歌って〆てくれました。
最後はバンドみんなで深々とお辞儀をして行きましたが、
客出しのBGM キャロルキングの『You've Got a Friend』 が流れる中、
拍手が鳴り止みません。
こんなに余韻を感じていられるライブも最近珍しいかもしれません。
鳴り止まない拍手に、志帆ちゃん自身も名残惜しむかのように、
何度もステージ中を走って、隅々まで手を振ってくれました。
「また武道館で絶対ライブをします。またここで会いましょう!」
きっとまた、Superflyは帰って来るでしょう。
何倍も大きくなって。
先の「Box Emotions Tour 2009」に比べ、やはり「スペシャルライブ」
という意味合いが強かったのだと思いますが、ここまでのSuperflyの要素を、
全てパッケージにしたような内容でした。
でも、越智志帆の表現力は、まだまだ底知れません。
今日は残念ながら紹介されませんでしたが、コンポーザー・アレンジャーとして、
数々の名曲を生み出している、多保孝一君のセンスも大きいと思います。
今後も、どこまで(どこに?)行くのか楽しみですが、決して「大人の都合」に惑わされず、
本当に届けたいと思う作品を生み出して行ってほしいものです。
とにかく、気合の入った初武道館。
お疲れ様でした!
デビュー2年目の25歳で、単独武道館ライブなんて、緊張するなという方が無理というもの。
正直、武道館を使いこなした、という域には至りませんでしたが、
次回は、PAも照明も舞台装置も、全てパワーアップして来てほしいです。