パンダ、海へ・・・? 佐野元春ライブ in Zepp Tokyo |
もしかしたら、ライブでやる事を想定していなかったのか?とも思いましたが、
今年ようやく「Coyote Tour」として、生で聴く事が出来ました。
しかも、会場は、通常のホールではなく、スタンディングのライブハウス。
長年元春のライブを見ていますが、Zeppで見るのは初めて。
客層は、男女比半々か若干男性が多いくらい。
これ以上男臭くなると楽しくないので、是非、女性ファンももっと来てほしいです^^
Zeppは、整理番号順に入るのですが、この日は「H80番」
AとかBとかはありましたが、Hってどんだけ後ろなんだ?と少し不安を抱きながらも、
並んでみるとそうそう悪い順番ではなかったようです。
中に入り、最前列より1コ後ろのブロックに陣取ります。
客入れのBGMは、”元春Radioショー”の番組テープがそのまま流れています。
トーク中心の番組ではなく、音楽中心の構成ですから、BGMになっていても、違和感がありませんでした。
でも、ラジオ番組を持っているアーティストは多いと思いますが、自分のライブで”放送”するのは珍しいんじゃないでしょうか?
それだけ、元春がこの番組にに愛着があるのでしょうね。
開演時間に近付き、”5月の放送、最後の曲は、『君が気高い孤独なら』です”
と曲紹介をして、場内に元春の曲が流れると、みんな待ちきれずに手拍子♪
そして、そのままバンド入場。
元春は、紺のストライプの半そでシャツ。
最初はハンドマイクで歌い、ギターはアコースティック。
前半は、ほぼアルバム「Coyote」のまんまです。
『星の下 路の上』
『荒地の何処かで』
『君が気高い孤独なら』
この曲は、前回のツアーでもやりましたが、今回のシンプルな構成の方が好きかも。
『ヒナギク月に照らされて』
『裸の瞳』
『折れた翼』
『呼吸』
『ラジオ・デイズ』
『Us』
『夜空の果てまで』
『壊れた振り子』
アルバムの中では、印象の薄い曲でしたが、ライブではジャムセッション風に演奏していて、なかなかよかったです。
『世界は誰の為に』
『コヨーテ、海へ』
これは、一番聴きたかった曲。
エレピが運ばれ、元春の弾き語りで始まります。(コヨーテは登場せず・・・)
『黄金色の天使』
この曲もライブ映えしますね。
Coyoteはアコースティックな曲が多いのですが、ライブではまた違う印象になったり、
生で聴いた方がイキイキとしているかもしれません。
カメラは、ハンディが回っていました。
正面からクレーンとかでは撮っていませんでしたが、もしかしたら、何かで見れるかも?
場内のライトも明るめでしたから、観客の表情も、よく映っていると思われます。
後半(アンコール?)
元春は、緑のポロシャツに着替えて再登場。
”こうして見ると、みんな大人になったね~”
には、場内爆笑(*^_^*)
”80年代の曲をやるよ”
と言って、おなじみのナンバーを。
『僕は大人になった』
『ヤングブラッズ』
『ダウンタウンボーイ』
かなりテンポ速めでやってましたが、カッコよかった♪
Wアンコール
今度は、黒のシャツに着替えて。(今日は暑かったですからね~^_^;)
『約束の橋』
最後は、赤いテレキャスターを持って
『アンジェリーナ』
ここで、多分本当に終わりのはずだったのでしょうけど、あまりに観客のノリがいいで、
最後にもう1曲やろうかと、Coyoteバンドと何やら相談。
それで、何をやるのかなと思ったら、
”まだ20年もやってないから、レパートリーがないんだ!”
と、もう1回
『星の下 路の上』 を演奏。
それこそ、元春のライブは毎回のように見て来ましたが、同じ曲を2度も演奏した記憶がありません。
ホントに練習してる曲がなかったのでしょう。
まるで新人アーティストのようでしたが、貴重な2テイク目が聴けました。
(やっぱりノリが違う♪)
最後に、
”来年は、デビューして30周年。 ドカンとやるよ!”
と「宣言」していました。
何をやるのか分かりませんが、楽しみに待ってます(^^)v
今日は、とにかく元春の調子が絶好調だったんじゃないでしょうか?
少なくとも、ここ数年のライブでは、一番ボーカルも安定していたように思えました。
それにしても、アルバムをそのまんま最初から最後まで同じ曲順で演奏するなんて、
ありそうでなかなかない経験でした。
昨今は、音楽はどんどんデータ化され、「曲順」という概念が薄くなっていますが、
ここでその順番に拘ったという事は、「アルバムは1枚で1つの作品」という想いが
あるのかもしれませんね。
昔は、レコード ⇒ カセットテープの頃は、アルバムの曲順をそのまま聴いていたので、
次の曲がすぐに頭に浮かんでしまったものですが、最近そういった連想ができなくなっていました。
アルバム単位で聴く事を、もう1度意識してみよう♪
おまけ・・・
パンダ、海へ・・・
DVD鋭意、制作中?(^_^;)